展示会をもっと自由に考えること
開催形式の工夫等により、コロナの状況下でも「展示会開催できる方法」はないか、模索します。
出展社不在(遠隔参加)来場者のみの展示会形式。「半オンライン・半リアルの中間的な位置づけ」
これまで「ビジネス商談会としての展示会」は、東京ビッグサイトなどの大きな展示施設で行われることが一般的でした。もちろん、それはこれからも同様です。しかし、現在のようなコロナ状況下では「もっと手軽に商談が行える」気軽な展示会が増えてもいいと思います。多額の出展費を払わずとも、気楽な金額で企業と企業が結び付くためにはどんな展示会があるべきなのか。このことを考える上での一つの指標として、出展者にとっての「出展フェーズ」という考え方を提案いたします。至ってシンプルな考え方ですが、この指標に基づいて様々な形の展示会形式が今の日本に広がると、日本経済の活性化に大きな原動力となる、と我々は考えています。本展示会は、3つのフェーズの中の「PHASE-2」。オンライン展示会とリアル展示会の中間的な位置づけにあります。出展者は会場不在、各社にて待機して連絡を待ちます。会場には来場者であるバイヤーが参加。気になる商品があればZOOM、電話等で商談を行います。今回はこのPHASE-2展示会の試験開催。多くの方が本展示会を参考にして、社会に幅広い展示会の形を広げていただくことを期待します。
DIGEST MOVIE
[PHASE]のプロデューサー竹村が伝える[PHASE]を開催する思い。前回の[PHASE]において、設営から会期中までを撮影した動画とともにお伝えいたします。今回の動画制作は、協力メンバーの1社である「ストーリーテリング」さんにて制作いただきました。制作に当たっては、構成・デザイン・BGM選定等、全てストーリテリングさんにお任せ。出来上がった今回のダイジェスト動画に関係者一同、感嘆の声。スーパーペンギンを知るストーリーテリングさんだからこそできる細かな「ペンギン芸」。気が付かれる方は果たしてどのくらいいらっしゃるでしょうか。是非ご覧ください。
[PHASE] 趣旨説明動画
[PHASE]の展示台
今回の展示会形式に相応しい展示台の形状について考えました。出展者が不在、ということは「来場者が自由に見ることができる」ということになります。出展者がいるとどうしても商談になったり、声を掛けられたりして、「自由に見れない」もの。今回はバイヤーが「好きに見れる」。そこが一番のポイントである、と我々は考えました。そして、コロナ対策として展示台の幅は短めに1mとし、両サイドを僅かに囲い込むことで、「基本的に1人で見る」形状としています。(展示台製作:株式会社ビコーズ)
ポイント-1:出展者がいない、ということは来場者が「自由に見れる」ということ。
ポイント-2:展示台には段を複数段設け、様々な商品を多く収納できるように。
ポイント-3:横幅を短くし、両サイドを僅かに囲むことで「一人で見る」形状に。
ポイント-4:展示台は解体可能なようにし、保管・再利用ができるように。
横幅は1000㎜。一人で見る形状に。
簡単に解体が可能。保管・再利用が可能です。
解体するとコンパクトにまとまります。
下段には「その他」の商品をいれておきます。
一番下の段は落ちない工夫をしています。
展示台製作は株式会社ビコーズの皆様で。
実際には、これまでにも「展示品」のみを設置する、という展示形式はありました。しかし、そこには展示品をただ置いているだけで、「出展者」とのコミュニケーションが欠けている場合が多い、という状況がありました。今回は、展示台の工夫により、来場者が商品を見やすくする工夫と、「半オンライン」の形式を加えることで、より結果が出やすい展示会形式にするように計画しています。
[PHASE] 展示会解説